自分の家、とは言ってもなかなか見る機会のないのが屋根。
屋根リフォームのプロたちがどんな仕事をしているのか、じっくりとお見せしましょう。
葺き替え前の瓦屋根はこんな感じです。かなり色褪せてズレが見られたり、外見からはわかりませんが瓦本体の中身がスカスカになり、水を吸い込むスモリという状態になっていることがあります。
瓦をめくり、その下にある土も取り去って下地をむき出しにします。
「丁寧に、慎重に・・」
ご近所に迷惑をかけないよう、泥んこになって頑張ります。
下地板がむき出しになりました。腐っている場所がないか入念にチェックした後、葺き替え工事に入ります。
まずは下地工事です。長い年月を経て、既存の下地は波打っていることが多いため、45×45㎜の木や15×45㎜の木を使い、全体が平らになるように下地調整を行ないます。
きれいになった下地に断熱材を入れているところです。断熱効果に加え、水や湿気を寄せつけず、軽量なスタイロフォーム(※)という断熱材を敷き詰めていきます。
さらにその上からコンパネを張って、屋根を葺く準備が整いました。
硬い鋼板がベテラン職人の手にかかると、クイッ、クイッとあっという間に思い通りの形に。家ごとの雨水の流れと、それをどこにどう逃がすかを計算でき、それに合わせて水切りを作る腕が無ければ板金職人とは言えません。
水切りができると、カラーベストを葺きます。最近のカラーベストは色褪せしにくく雨音も静かで、色、デザインもバリエーション豊かなものが出回っています。
自分の家、とは言ってもなかなか見る機会のないのが屋根。
屋根リフォームのプロたちがどんな仕事をしているのか、じっくりとお見せしましょう。
こちらは、屋根から雨漏りするようになったのをきっかけに、瓦からカラーベストに吹き替えられたM様邸での工事の様子です。
雨漏りで一番難しいのが、原因をつきとめることです。
森板金工業では、
原因がはっきりするまでは決して工事は行いません。
ですので、原因の特定には徹底して時間を費やします。
これまで診断してきた中で、最も長かったのは3時間です。
一度お工事で確実に雨漏りを止めてみせます。